2015年06月

微小妄想



大切に育ててもらったと思うし
私には悪いところもあるけれど
いいところもあるってちゃんとわかっているつもりなのに



「どうせ私なんて」



って思ってしまうことがあって、そういう感情がものすごく煩わしい。



特に20代の頃は
彼氏なんかできてしまうと
こんな私のどこがいいんだろうって悶々としたり



近づきすぎると本性に気がついて
嫌われてしまうんじゃないかっていつも怯えていたりして



完全にメンヘラ女だったと思う。



年齢を重ねて
多少図太くなったのか
最近はそういう思考に陥ることは少なくなったけど



ふとしたときに
一気に自信がなくなって
悪い感情に支配されてしまうことがある。



私はまだ
なりたい自分になれていない。


私はまだ
なりたい自分を見つけることができていない。



私はまだ
「わたし」になる途中なのだ。



今日の夕飯何にしようかなぁって考えているように見えて


「自分とは何者であるか」みたいな哲学的なことを実は考えている日もあるんです。



たまにはね。



35才の就職活動


35才の夫は
就職活動真っ只中。


18才で前の職場に就職したんだから
17年ぶり。


会社が見るのは学歴より職歴というとこだろうか。



ずっと職安で求人票を見るだけの日々だったけど、ついにここを受けてみようかという会社を見つけたらしい。



17年ぶりに書く履歴書。
夕べは深夜まで下書きをしていたみたい。



「頑張ってね」と声をかけるくらいしか直接的な応援ができないのがもどかしいけれど



焦らし過ぎず
甘やかし過ぎずを心がけつつ
フツーにしとくのが一番なのかなって思う。



真剣に机に向かう夫に、娘が
「大事な大黒柱ながやきがんばってよ!応援しゆうきね」と声をかけていた。



また少し
絆が深まった夫と娘を見ながら



大ピンチなはずのわが家なのに
ちっともピンチじゃない感じがして
なんだか可笑しくなってしまった。

月曜日、持ってくるもの



金曜日の夜
風邪で学校を休んだ娘のために
先生がプリント類を持ってきてくれた



時間割のほかに


・宿題

「元気になること」

・持ってくるもの

「月曜セット、元気な顔」



と書いてくれていた。


先生の優しさがにじみ出ていて
子育ては親だけがするものじゃないんだなって思った。


先生、ありがとう。


娘はちゃんと宿題できてましたでしょうか?






最後の1枚






私が持っているカメラは
トイデジを除いては
トイカメラも一眼もフィルムカメラばかりなんだけど



ひとつのフィルムを撮り終わるまでにものすごく時間がかかってしまう。




撮り終わって現像する頃には
季節が移り変わってしまっていることもしばしば。



そんなに神経質に構図とかなんとかかんとかを悩みながら撮っているつもりはないんだけど


シャッターを切りたい!と思える場面になかなか出会えない。




特にあとちょっとで撮り終わるのに
その数枚がなかなか撮れなかったり。




自分の心、もしくは感情っていうのか
そういう部分が反応しないと
シャッターが切れないのかもしれない。




撮り終わって現像しないと
どんな風に撮れているのかわからないのがフィルム写真。



そういうところが愛おしいし
面倒くさいし




大好きだけど
大嫌いだ。




今日やっとこのフィルムが
撮り終わった。



最後の1枚は
かつおのタタキを食べに行った所で
娘が私を撮ってくれた。



どんな私が写ってるんだろ。


今もまだ
藁焼きタタキの煙の匂いが
家族みんなからプンプンしてます。




土曜日の憂鬱



土曜日は仕事も休みだし
そういう意味では気楽なんだけど
私にとっては
治療薬を飲まないといけない
若干憂鬱な日。








副作用の出方は人それぞれでかなり個人差があるようだけと、私はとにかくどんな薬でも副作用が出やすい模様。



この免疫抑制剤を飲むと
かなり怠くてしんどい。



今はこれでもマシになった方で
最初の頃は頭痛や吐き気でもっと辛かった。



せっかくの休日なのに
しんどくて出かけられなかったりすると、一気にメンタル病み病みになる。



最近はわりと動ける日も出てきたけれど、その日になってみないとわからないのでなかなか友達と約束したりするのが難しい。



そうなってくると
やっぱり誘いやすいのはわが夫。
その日の気分や体調で
いきなり出かけたがったりしても
それなりに相手してくれる。



結構振り回されて
実は迷惑してるかもしれないけれど。



今日は午後からなら出かけられそうだったのでミスドでお茶した。







ほんとにささやかな外出だけど
治療だけで休みが終わるのは悔しすぎるので、これからも小さな楽しみを見つけて外に出てみようと思う。





ギャラリー
  • ママになった日
  • 発病年齢
  • 私のせい
  • ちいさくてやさしい
  • 声の居場所
  • 変わったし、変わらないし。
  • 境目を泳ぐ
  • 成長、進歩、変化
  • わが家の夏休み